2015年2月22日

排熱スリット彫込とか整形 [ハセガワ 1/72 タチアナのヴァンシップ -04]

HASEGAWA 1/72 LASTEXILE "TATIANA'S" Vanship

カウル類整形、コクピット、メーター作成


前回クラウディア・ユニットの基部の排熱スリットを処理してみたのがいい感じでしたので、ボディカウルの排熱スリットも後ろ側からタガネで彫込んでいきます。



下2列を処理したところ
0.125のタガネで一本一本掘っていきます。1列19ヶ所で、全部で12列あります。はみ出るとリカバリが面倒なので丁寧に……
全部終えました
3日ほどに分けて処理しました。塗装後にどれくらいやった甲斐があるか、ですね。
ハセガワのリベットスクライバーTL11
ここで徐ろにツールレビュー。
AFVモデラーさんやエアモデラーさん御用達の品かなと思いますが。リベットスクライバーという名のリベット打ち用ツールです。


先端はこんな感じ
ケガキ針のように尖っておらず、綺麗な円状の平面です。直径0.3mmくらい(目視)のリベットが打てるのではないでしょうか。

複座との間
キットはスジボリが入っているだけなのですが、イラストでは盛り上がっていましたので、0.3mmのプラ板を貼り付け。四隅にリベットスクライバーTL11でリベットを打ちました。(目視)
舷窓づくり
キットの透明ランナーが直径3mmくらいでちょうど舷窓の穴に合うサイズです。エッチングソーでせこせこ切り出しました。4ヶ所なのですが、失敗を見越して6つ切り出してます。
スリスリBAR→1200番→2000番
適当なプラに両面テープで貼り付けてヤスっていきます。片面できたらもう一方も。
タミヤコンパウンド(細目→仕上げ目)
両面行うことで、綺麗な透明パーツになりました。
付けてみた
ピッタリでした。
クラウディア・玉(?)
このパーツは左右貼り合わせで、抜きの方向的に仕方ないのでしょうが、ちょうど接着する辺りの凸リベットがほとんど消えています。(左)
いっそ後でリベットは全部虫ピンに替えてやろうと思い、全部切りました。(右)
合わせ目消し
入り組んでてやりにくいのですが、しこしこと作業します。サフや溶きパテで埋まったモールドは彫りなおしておきます。
コクピットできました
パイロットを乗せるとあまり見えなくなる部分ですが。操縦桿の太さが気になるので、次回作るときは真鍮線か何かに置き換える方が見栄えよくなりますね。ほとんど見えませんけど。
組み込むと
こんな感じです。
メーターです
ちょっとウッド調っぽいカラーで。ちゃんとメーターリングと計器のデカールがあります。
デカール貼りました
ちょっと固いデカールですね。余白が気になるので、前席は3ヶ所に切ってから貼りました。でもシルクスクリーン印刷の細かさと透けない発色の良さはナイス。
今日はこんなもんで。

関連リンク
01.ランナー紹介 [ハセガワ 1/72 タチアナのヴァンシップ]
02.仮組~表面処理 [ハセガワ 1/72 タチアナのヴァンシップ]
03.カウル表面処理と尾灯のクリアパーツ化 [ハセガワ 1/72 タチアナのヴァンシップ]
04.排熱スリット彫込とか整形 [ハセガワ 1/72 タチアナのヴァンシップ]

2015年2月3日

カウル表面処理と尾灯のクリアパーツ化 [ハセガワ 1/72 タチアナのヴァンシップ -03]

HASEGAWA 1/72 LASTEXILE "TATIANA'S" Vanship

カウル類の下ごしらえ。


軽いパーティングラインとヒケ、合わせ目を消していきます。


黒い瞬着が手元にあったので
ヒケ埋めとかに使うとどうなるのか試してみようと思って使ってみました。
表面処理
黒い瞬着は固かった……
先端部を先に接着
インストでは先端部は後で接着する指示なのですが、カウル全体として塗装することを考えると、先に接着しておいた方がベターと考え、この段階で接着しました。アンダーカウルは先端先に挿し込むのようにすれば問題なく後からでも接着できます。
舷窓の穴開け
ミニルーターのレビューでも掲載しましたが。窓らしく開口しました。開口部は約3mmってところでしょうか。
透明ランナー
やたらの模型製作室さんを参考にさせていただきました。
コクピットの間の鉄板?
村田蓮爾さんのイラストでは盛り上がっている感じなのですが、キットはスジボリが入っているだけです。手元にあった0.3mmのプラ板を貼り付けました。
尾灯
ここも左右貼り合わせで、デカール貼付指示なのですが、やたらの模型製作室さんの作例を参考にして、クリアパーツ化に挑戦してみました。
エッチングソーで尾灯を切り落とします
1.5mmのピンバイスで穴開けしました
透明ランナーで尾灯を作ります
ミニルーターのコレットチャックに透明ランナーを噛ませて、低速で回転させつつ、カッターの刃をカンナのように当てて削っていきます。
できあがり
反対側にも突起があるのがお分かりでしょうか?調子に乗って削ってたら穴径よりも削りすぎて、ゴソゴソになってしまったわけです。
装着
ちょっといい雰囲気ですね。
クラウディア・ユニット
接着痕が不自然に見えたので、ここは消してしまうべく、また黒い瞬着。実はカウルと同時にやっていたのです。
削ってサフ吹いてみたらまだ整ってなかった
溶きパテで凹凸を埋めました。
排熱スリット?
型抜き上、ただの凹凸になっているので、ちょっとでもスリットっぽく見えるようにタガネで掘ってみます。
0.125mmのタガネで掘りました
色吹いてからどう見えるかだけど、この段階ではいい感じに見えないこともないですね。
03.カウル表面処理と尾灯のクリアパーツ化 [ハセガワ 1/72 タチアナのヴァンシップ]